商品企画の考え方。

商品企画

世の中には、様々な商品・サービスが溢れている。

もう新たなものは生まれないのではないか、というくらい物が充足している。

それではもう何も今後全く新しい商品・サービスは生まれないのかというとそうでもない。

商品企画の考え方があれば、新しいものをは作り出せる。

備忘録としても整理して書いていきたいと思います。

PSFとPMF

PSFとは、「プロブレムソリューションフィット(Problem Solution Fit)」の頭文字を取った略語になります。

単語の意味を分けると「Problem(問題)」「Solution(解決)」「Fit(合う)」と言う意味に分けて解釈できます。

PMFとは、「プロダクトマーケットフィット(Product Market Fit)」の頭文字を取ってPMFという略語になります。

単語の意味を分けて考えると「プロダクト(製品)」「マーケット(市場)」「フィット(ピッタリ合う)」の3つに分けられます。繋げると「製品が市場にピッタリ合う」と意味を理解できると思います。

新しい商品・サービスを創造するときに一連の流れが上図になります。

基本的にはこの図に従って、創造を働かせていきます。

商品化までの全体の流れ

商品とは、一言でいえば、課題を解決する術です。

商品先行で課題が後、というのはなかなか考えられません。

また、課題はターゲットが持っています

ターゲットが持つ課題(ニーズ)を解決するものが商品・サービスになります。

分解すればシンプルな構図ではありますが、簡単には行かないのが現実です。

① ニーズを探す。

誰にもニーズが必ずある。ニーズとはすなわり、問題・課題であります。

このニーズの大きさが大きければ大きいほど、そして同じニーズを持っている人が多ければ多いほど、それが市場となっていくのだ。それがいわゆるマーケットなのである。

② ソリューションを見出す

ニーズ(問題・課題)を解決するために策をソリューションという。

③ コンテンツ(商品・サービス)を作る

結局、コンテンツがないことには何も始まらない。なので、ここは超大事なポイントです。

コンテンツとは、ニーズ(問題・課題)を解決することができるモノ・コトを具現化したもの。

コンテンツがないことには、カスタマー(商品・サービスに対して良いと思ってお金を出してくれる人たち)に何も提供することができない。何も提供できないということは、ビジネスは成り立っていないのだ。

日本のビジネスマンはここが弱いとされている。元来、詰め込み教育で教科書を覚えることや数式を理解することには長けてはいるが、創造的な時間の使い方をあまり教育されていないため、コンテンツを作ることが苦手なのだ。

④ マーケティング活動をする

ここは壮大な内容になります。というのも、マーケティング活動というのは商品販売全般のこ根底にあるからです。ですのでここでは、販売戦略やプロモーション戦略、事業戦略を総じてマーケティング活動とした方が包括的な内容になるかと思っています。

コンテンツ(商品・サービス)をいかにして売るかを戦略を練る部分となる。

告知をどうするか。どのくらいの費用を投資するのか。

どんなサイトにするのか。ユーザーインターフェース、エクスペリエンスをどうすか。

何をどう訴求するか?

コピーライティング。

必要な売上をあげられるだけの、特定の人に向けたブランディングを確立させること。コンテンツ(商品・サービス)を売るターゲットは誰か一人に特定できるまでにすること。そして、その人からいくら程度貰えそうなのかという絞りの視点と、事業部全体でどの程度までお金が必要なのかというセグメントを拡げる視点が必要です。

プロモーション戦略

ユーザーにはいくつかのコンテンツ(商品・サービス)購入までのフローが存在しています。それは、AISASやAIDMAなどの経路です。

STPを決めて、プロモーション戦略を練っていきます。

販売戦略・事業戦略

3CやVRIO、5フォースなどを用いたコンテンツ(商品・サービス)を囲った事業全体の運営方針を定めていきます。

⑤ カスタマーに届ける。

カスタマー(消費者)にコンテンツ(商品・サービス)が届かないことにはお金は貰えない。そのコンテンツ(商品・サービス)を良いと思ってもらって、彼ら彼女ら(もしくは企業)のお財布からお金を出してもらわなければならないのだ。

最後に

それでも、世の中を見渡してみると、様々なコンテンツに溢れている。

こういう視点で、身近にどんなコンテンツ(商品・サービス)があるのかと気にしてみるのも悪くないのではないだろうか。もっと言えば、そういったコンテンツ(商品・サービス)を自分で作れるのかどうかのか、と自分ごととして見ても世の中をもっと面白くするヒントが生まれるのではないだろうか。

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