【好き】ただ、コーヒーが好きなので。

好きなもの

朝出社してすぐに珈琲を買いに行く。仕事中には珈琲を飲んでいないと何も手につかない。

そういう人は多いんじゃないんでしょうか?こと自分に関しても、朝出社したらすぐに社内にあるカフェに走り込み、アメリカン珈琲Mサイズを買って優雅な一日をスタートしてます。

今回は珈琲の効果効能の全貌をまとめたいと思います。

そもそも珈琲とは

コーヒーは、コーヒー豆(コーヒーノキの種子)を乾燥させて焙煎したものを粉砕し、お湯で抽出した飲み物です。コーヒーの起源には諸説ありますが、西暦900年頃アラビア人の医師ラーゼスが患者にコーヒーを飲ませ、「消化、利尿効果あり」との臨床の記録が残っています。

中世後期にヨーロッパで広まり、現在世界中で飲まれるようになっています。日本には江戸時代後期に長崎の出島に駐在していたオランダ人より伝来しました。

コーヒーに含まれる成分

コーヒーに含まれる成分として、真っ先に思い浮かぶのはカフェインでしょう。玉露を除けば、煎茶や紅茶、ウーロン茶など日常的に飲む他の飲料と比べて、カフェインが多く含まれています。

妊婦さんや子どもはカフェインが多いコーヒーを飲まない方がいいと言われていますが、有用な効果もたくさんあります。

よく知られているカフェインの効果は覚せい作用です。カフェインの覚醒作用により、頭をすっきりさせて集中力を高める効果があります。他にも、中枢神経を刺激して、自律神経の働きを高めたり、運動能力を向上させたり、心臓の筋肉の収縮力を強化させたりするなど、コーヒーに含まれるカフェインは、多彩な効果をもっています。

また、血管を拡張する働きがありますので基礎代謝を上げる効果が期待できます。人間の体は基礎代謝が落ちていると体はエネルギーを消費する力が落ちてしまいますので、ダイエットをしても中々効果が出ず、太りやすくなるのです。そのため、歳を取るにつれて太りやすくなる、というのは年齢のせいでこの基礎代謝が落ちていることが原因であり、コーヒーのカフェインで基礎代謝が上がればダイエットの時に消費エネルギーが上げる事ができます。同時に利尿作用で体内の脂質や老廃物も排出されやすくなって美容にも効果がありますので、コーヒーはダイエットのお供にもピッタリです。ただし、カフェインも取りすぎれば毒であり、利尿作用が進みすぎて脱水症状が進んだり、不眠症の原因にもなります。また、妊娠中の女性は赤ちゃんへの悪影響もありますので、カフェインも取り過ぎないようにしましょう。

コーヒーに含まれるポリフェノールの効果

コーヒーには、カフェイン以上にポリフェノールがたくさん含まれていることが知られています。近年、ポリフェノールを豊富に含む赤ワインを多く飲んでいるフランス人は油の多い食事をとっているにもかかわらず心疾患での死亡率が低いことが分かったそうです。赤ワインに含まれるポリフェノールが体にいいということで注目されるようになりましたが、実はコーヒーにも、赤ワインに匹敵する量のポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールは植物が作り出す抗酸化物質の事であり、ブルーベリーのアントシアニンや緑茶のカテキンもこのポリフェノールの一種です。コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールが多く含まれているので、上記で触れた胃腸の働きを助けるだけでなく、抗酸化作用や肥満対策にもなるとされています。また、抗酸化作用は体内の活性酸素と呼ばれる老化の原因になる毒素を追い出す働きがあるため、アンチエイジングにも効果があります。

コーヒーの健康の効果とは

カフェインは発ガン性があり体に良くないとも言われていて、コーヒーは体に悪い飲み物のレッテルが貼られていましたが、最近では全く逆で体に良いことがわかってきています。

コーヒーを1日に2、3杯習慣的に飲む人は、コーヒーを飲まない人と比べてガンになる割合が低い調査結果があります。20年間12万人を対象に調査した結果、コーヒーを習慣的に飲む女性は、コーヒーを飲まない女性と比較すると、心臓病による死亡率が約25%低く、その他の試飲も約18%低いことがわかりました。

しかし現段階では、”カフェインの効果”に着目されている為、摂取する際の飲み方「アイスとホットどちらがいいか」や種類については今はまだ詳しくわかっていないそうです。

さらに、カフェインとガンとの因果関係を示す調査結果は出ていません。それどころかカフェインにはメリットが多く、気管支炎喘息などを改善する、中枢神経に作用して体の機能を高める、胃腸を刺激して消化を助ける、二日酔いに効果がある、などのメリットがあります。

コーヒーというとカフェインですが、実は紅茶の方が含有量が多いのです。カフェインの過剰摂取が気になったら、紅茶からコーヒーに変えたほうが良いといえます。

コーヒーは体に良い飲み物と言っても過言ではありません。

コーヒーは薬!?

コーヒーは発見された当時から薬として利用されてきました。胃の薬、頭痛の薬、心臓の薬などなど。中には全く効用の無かったものもあったでしょうが、その殆どは現代でも再認識されています。

最近、様々なメディアでも取り上げられましたが、コーヒーには実に多くの効用(効能)があります。カフェイン、カフェー酸、クロロゲン酸、タンニン、ポリフェノール※1、褐色色素、ニコチン酸(ナイアシン)、トリゴネリン※2などの薬理作用のある成分が含まれていますが、その中でもっとも良く知られていながら、誤解も多いのがカフェインでしょう。

心臓病・脳卒中・呼吸器疾患の死亡リスク低下

2015年5月に、国立がん研究センター予防研究グループは習慣的にコーヒーを飲む人は、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下するという、コホート研究の結果の報告がありました。この研究成果によりコーヒーの健康効果が一躍注目されるようになりました。炎症を予防する効果のあるカフェインと、酸化を防ぐ効果のあるポリフェノールの相乗効果によると考えられています。

コーヒーに含まれるポリフェノールであるクロロゲン酸の仲間は、体の中でフェルラ酸という成分に代謝されます。このフェルラ酸は血小板が固まるのを防ぎ、血液をサラサラにしてくれるため、血管が詰まりにくく脳梗塞や心筋梗塞を防いでくれると考えられています。

また、コーヒーに含まれるカフェインが気管支を拡張する作用があり、呼吸器の機能を改善する効果があるとされています。

コーヒーには、心臓病や脳卒中を予防するほか、大腸がんや肝がんの予防、2型糖尿病の血糖値の改善、脂肪燃焼促進による肥満防止など様々な効果が報告されています。

コーヒーの驚きの効果・効能

コーヒーはアフリカ大陸で発見されて以来、多くの人々によって愛飲されるようになり、世界中にコーヒーを楽しむ文化と栽培方式が広がり、今や世界で最も飲まれている飲料の一つとなっています。

コーヒーは昔から「眠気覚ましの薬」等の医療目的で飲まれていた歴史もあり、今では様々な効能がコーヒーにある事がわかってきております。また、忙しい渦中にコーヒーを飲む事で「ホッ」と一息を入れる事で仕事の効率も戻り、作業に集中出来るようになる事から現代社会ではオフィス等でも飲まれるようになりました。

コーヒーが大好きだけど、体に悪くない?とかどんな効果効能があるの?と疑問に思われる方も多いとおもいます。カフェインは植物界に広く存在するアルカロイド(含窒素塩基性物質)の一種でコーヒー豆の他にお茶の葉やカカオの種子などに含まれています。

※実際にはメチルキサンチン類と呼ばれるカフェイン様物質を総称してカフェインと言っています。お茶にはテアニン、カカオにはテオブロミンがそれぞれ含まれ、薬理作用は似ていますが効果に強弱があります。

以前「カフェインには発ガン性がある」とささやかれたこともありましたが、様々な研究の結果、現在では「カフェインには発ガン性や変異原性はない」という認識で落ち着いているようです。

なにかと話題の多いカフェインですが、薬理作用としては以下のものがあります。

珈琲の様々な効果・効能

  • 平滑筋を弛緩させることによって気管支喘息や狭心症の改善に作用する(効果は弱い)
  • 大脳皮質に作用して精神機能、知覚機能を刺激する結果、眠気や疲労感を取り除き、思考力や集中力を増す
  • 中枢神経に作用し、呼吸機能や運動機能を高める
  • 心臓の収縮力を高めることによる強心作用
  • (低血圧を一時的に改善)
  • 腎臓に作用して利尿効果を促進する
  • 胃液分泌を促進し、消化を助ける
  • アセトアルデヒド(二日酔いの原因)の排泄を促進する。(二日酔いの頭痛に効果)
  • 脳内の血流を良くすることによって、脳血管性の偏頭痛を静める
  • ボケやパーキンソン病の予防効果
  • この他コーヒーの効用としてはポリフェノールなどが活性酸素を除去し、過酸化脂質の発生を抑えることにより、肝臓ガンや消化器官のガンなどを予防する
  • 飲酒による肝臓の負担を軽減する。(カフェインの作用とは別に)
  • ニコチン酸(ビタミンB群に属する必須栄養素)が血液中のコレステロール値を下げ、動脈硬化を予防する
  • 皮下脂肪の分解を促進し血液中の脂肪酸を増加させる。結果、持久力が増す。(ダイエット効果あり!?)
  • コーヒーに含まれるフラン類※3-1がニンニクやニラ等の臭いの元を消す※3-2ことによる口臭予防※3-3

更に興味深いのは良く”アロマ”と呼ばれるコーヒーの香りの成分で、DNAの酸化や心臓の老化を妨げる抗酸化作用のある物質が300種以上含まれていると言われています。

その効果は1杯のコーヒーでオレンジ3個分と言われるそうですが、残念なことに淹れたてのコーヒーの香りだけで、5分もするとその効果が無くなってしまうそうです。
(毎日毎日何杯もコーヒーを淹れている店の人間にとってはうれしい話しです。)

コーヒーは肉体的にも精神的にも効用のある飲み物です。集中力と持久力を増すため、一流のスポーツ選手(マラソンやサッカー、プロ野球の投手など)の中には、二時間ほど前にコーヒーを飲んで競技や試合に望む方もいると聞きます。

コーヒーのリラックス効果

もう一つ、コーヒーの健康の効果で忘れてはならないものは、コーヒーのリラックス効果です。コーヒーの良い香りをかぐと気持ちがほっとしませんか。おいしいコーヒーを飲んでリラックスして、ストレスを解消することは、健康のためにも大切なことです。

コーヒーの香りはとても良い香りであるため、匂いを嗅ぐだけでもリラックスできる効果が期待できます。人の脳は良い香りを嗅ぐとそれだけで幸福感を感じ、気持ちが落ち着くため、忙しい合間でもコーヒーの香りを嗅ぐ事で気持ちが落ち着いた、という経験をした方も多いかもしれません。まさにコーヒーは匂いを嗅ぐだけでも人に癒しの効果を与える事ができるのです。

珈琲に含まれる成分

【クロロゲン酸】

コーヒーの優秀なもう一つの成分がこのクロロゲン酸です。クロロゲン酸はポリフェノールの一種であり、カフェインよりも豊富に含まれています。また、コーヒーのあの褐色な色合いや苦味、匂いの元ともなっている成分ですが、こちらも体に良い効果があります。

クロロゲン酸の効能は胃の消化を助ける働きがあり、胃酸の分泌を促進させる働きがあります。そもそも胃の消化能力が落ちると、肥満や肌荒れやニキビの原因となり、腸にも有害物質がたまりやすくなって便の状態も悪くなりやすくなります。そのため、食後のコーヒーで胃の消化活動を助ける事で、肥満予防と美容を保つ事ができるのです。

また、食前に飲むと脂質を分解する効果が期待できるクロロゲン酸ですが、人によっては胃酸が増えて胃が荒れる原因になりますのでご注意ください。

【タンニン】

お茶に含まれるタンニンですが、コーヒーにも含まれております。このタンニンは渋みの成分としての効果も強く、コーヒーの苦味と渋みはこのタンニンによるものでもあるのです。

タンニンにも抗酸化作用があり、体内にある活性酸素を除去して老化を防いでくれますし、口臭や体臭の原因である悪臭成分と結びつき、消臭効果があるため体臭や口臭が気になる方にもありがたい成分となっています。

また、「アセトアルデヒド」という二日酔いの原因である物質とも結びつく事で体外へ排出されやすくなり、二日酔いの回復にも効果があるとされています。ただし、タンニンの注意点として鉄分とも結びつきやすいため、貧血気味の方がコーヒーを何杯も飲んだりすると貧血が酷くなる恐れがありますので注意しましょう。

珈琲のデメリット

色々と効用のあるコーヒーですが、では全く害はないかというと残念ながらそうではありません。
基本的にコーヒーは胃にやさしい飲み物で、ドイツでは開腹手術をした患者さんが術後最初に口に入れる飲み物としてコーヒーを勧める病院もあるようです。

このようにコーヒーには様々な良い効能がある事が分かりましたが、同時にデメリットもいくつか存在していますのでまとめてみましょう。

カフェインの取りすぎ

不眠症や精神不安定になる。特に寝る前はカフェインの興奮作用で睡眠の質も悪くなってしまいますので飲みすぎはいけない。

ステインの発生

コーヒーは飲んでしばらくすると、歯に「ステイン」と呼ばれる歯の着色汚れが発生し、歯が黄色くなったり口臭の原因になります。

胃が荒れる

クロロゲン酸による作用で胃酸が増えると、胃が荒れる原因になる事もあります。

消化性胃潰瘍

健胃効果のあるコーヒーですが、胃液分泌を促進するため消化性胃潰瘍を助長する働きもあります。
このような方やコーヒーを飲んで胃が痛くなる方はコーヒーを控えてください。

貧血

コーヒーに含まれるタンニンなどの成分は鉄イオンと結びついて難溶性の物質に変わります。このため、鉄分の吸収を阻害してしまうことがありますので、貧血気味の方は食後30分はコーヒーを飲まないようにした方が良いでしょう。(良質なコーヒー豆を使用して適切に淹れたコーヒーならばこの影響は少ないはずです。)タンニンが鉄分と結びついて吸収されにくくなる。

口臭

ニンニクなどの食べ物に起因する口臭予防効果があるコーヒーですが、逆に口臭の原因になることもあります。 コーヒーの成分が舌の表面に付着したまま口腔内のpHが下がると特有の口臭を発するようです。

コーヒーに限らずお茶などは多量に摂取するとその渋みの元(クロロゲン酸、タンニン)が唾液分泌を抑制し、口腔内が乾くことによってpHも同時に下がります。それによって口臭の成分が生成されるようですが、その特定の成分が何であるか私には分かりません。コーヒーに限って言えば恐らくフミン酸(腐植酸)が主な原因であるように思えますが確証はありません。

コーヒーを飲んで口臭が発生しやすい状況としては起床直後や空腹時など、元々唾液分泌が少ない状態などが挙げられます。食中食後であれば唾液分泌も盛んで口腔内のpHも安定しており、コーヒーに起因する口臭は殆ど起こりません(逆に食物由来の口臭を防ぐことが出来ます)
また、淹れたてのコーヒーより長時間保温したコーヒーの方が口臭を起こしやすいようです。

コーヒーやお茶に起因する口臭を防ぐには、飲んだ後、舌を動かすなど唾液分泌を促して口腔内のpHを上げるか、水を含み舌を口蓋にこすりつけるようにして残渣を洗い流すようにすれば良いと思います。

まとめ

これらのデメリットは確かに注意ですが、よく見ればコーヒーを飲みすぎたりしない事、そもそもコーヒーが体質的に合わない人、歯磨きや最低でも口を水でゆすいでいれば上記のデメリットはあまり気になりません。コーヒーの効能は昔から効果があると認められており、程よく飲めば健康にも精神的も良い影響を与えてくれるのです。

ダイエットにコーヒーを組み入れる事でダイエットの効率を上げることができます。ただし、飲みすぎたりするとカフェインやクロロゲン酸等の過剰摂取で不調をきたす可能性がありますので、ほどほどの量にしておきましょう。過ぎたるは及ばざるが如しです。

コーヒーは嗜好品であるため「コーヒー中毒」という言葉がありますが、タバコやアルコールのような中毒性や依存性はありません(子供の『おしゃぶり』のような精神に依存するものは除きます;)
もちろん度を過ぎて飲むのは良いことではありませんが、コーヒーは基本的に体にやさしい飲み物です。

ただし、体にやさしいのはあくまで『良質なコーヒー』です。煮詰まった珈琲、くず豆のたくさん入ったコーヒー豆や焙煎不良、酸腐したコーヒー豆から淹れた珈琲は効用が薄いばかりか胃腸に負担をかけますので注意してください。

好きなもの
adcharm

運用型広告のフリーランス/リスティング広告メイン。大手広告代理店のプランナーを経て転職。WEBマーケティング業務・商品企画及び販売促進、インハウス型のWebマーケティグを担当。現在は運用型広告を生業として、デザイン業やライティング業を受託。併行して、メディア運営をしながら小商いライフを体現中。

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