聞くことはコミュニケーションの極上の手段。

コミュニケーション / クリエイティブ

傾聴が人を魅了する

とある日常風景。カフェでアイスコーヒーを一気に飲み干し、おっさんみたいに一息ついてから愚痴をこぼし始める彼女。そんな彼女を持つ苦労人である彼氏のお話。

彼女「聞いてよ!今日またAが私の仕事のあら探ししてきてさ!ここで怒ったら今後の関係についてややこしくなるから耐えたんだけど、それをいいことにAが・・・・って聞いてる?」

おそらく、彼女の話を上の空で聞いていたのだろう。
話を聞いてもらえないと話し手は気分を害し、良い気はしない。

「この人、本当に私のこと考えてるの?」とか「全然、話聞いてくれてないんじゃない?」とかちょっとでも自分に満足の行かない仕草をされたら、頭の片隅で不信感を募らせるのが乙女心というものです。

それで相手が、「聞いてるよ」と言っても信用はできない。さっきまで上の空だったでしょう、と言われるのがおち。女の子だけでなく、誰もが自分の話をじっくり聴いて欲しいものです。満足に自分の話を喋り終えたら、本当君は話しやすい奴だと信頼を寄せてもらえる。相手が話しているのをただ頷くだけでもいいのです。

聞き上手はお得

色んな場面でよく「聞き上手になりなさい」と啓蒙しているのを拝見しますが、なんで退屈な話を聞かなきゃいけないのか、と思う人も中にはいるのではないだろうか。むしろ、そっちの方が多数派で、聞く方が好きという人は稀なのではないか、と。最近でも、世間では人の話を聞かない人が多く、誰かが喋ってるのを聞いてるとなんだか眠くなるという人までいます。それでも、話を聞こうと目をこすり話を聞くわけですが、相手がどんな風に思っているのかということを想像すると多少なりとも罪悪感が芽生えるでしょう。

けれど、思うのは、自分の話をしっかり聞いてくれる人は大事にしたいと思われるだろうし、強い愛情的なものを覚えるのではないでしょうか。くだらない話でも、じっくり目をみて聞いてくれて、「うんうん」と頷いてくれる人は何故か強く印象に残るし、また会いたいと思います。それは、相手方も思うのだと、思います。

聞き上手になるHow to

では、実際に聞き上手になるにはどうすればいいのでしょうか。そんなHow toみたいなものがあれば、学んでみたいと思いますよね。次項には、簡単に聞き上手になれる方法論を羅列していきたい。

イエス・イフ(Yes、If)という対処法

「もし私があなただったら~」って一言添えてあげるだけで、今までの疑心を一瞬にして、取り払うことが出来る。そんな切り返し法。これは、この人ちゃんと自分のこと考えてくれてるんだと思わせることができる。凄い親近感を覚えてもらい、話をしたいと思わせることが出来る。

最初の例にある、彼氏彼女の場合でも、彼氏はあんな生返事をしているけど、そんな時イエスイフ構文を使えば、

彼女「聞いてよ!今日またAが私の仕事のあら探ししてきてさ!ここで怒ったら今後の関係についてややこしくなるから耐えたんだけど、それをいいことにAが・・・・って聞いてる?」

彼氏「もし俺がお前だったら、その人に対して愛情持って接することなんて出来てないと思う」

なんて返答出来れば、聞き上手感も出せるし、さらに彼女の行動に重要性を啓示させることもでき、一挙両得。同じ立場に立って、具体的に、褒めてあげることで、より相手の好感を鷲掴み出来る素敵な聞き上手法。

オープン・オア・クローズド クエスチョン

ただ、相槌を打つだけでなく、相手の話に質問を投げかける、相手が「はい、いいえ」という二者択一で答えられるような答えの範囲を限定して問いかける質問の方法がクローズドクエスチョン。

もう一つの、オープンクエスチョンとは、選択肢を与えるような質問ではなく、相手に自由に答えさせるような質問で、相手が「どう思うのか?」の質問の方法である。

どちらが良い悪いの話ではなく、どちらも場面によって器用に使いこなすのが、聞き上手になる近道となる。
向こうの話を展開させたり議論を交わすためには、両方をうまく組み合わせていくと相手も気持ちよく話せるものだ。

喋らせ上手も好かれ上手

相手に喋らせることが上手い人ほど、人に好かれやすいということ。人と接するとき「喋ることが苦手」「会話とか保たせるの苦手」なんてことを頭で考えてはいませんか?少なくとも、これらを理由に人と接するのが苦手は人は少なからずいます。そんな時、自分のことを上手に扱ってくれて、内面を引き出すのが巧みな喋らせ上手に出会ったら、そんな悩みなんて一瞬にして吹き飛ぶのではないだろうか。内側に秘めていたものを、的確な質問やナ頷きで話をスムーズに進行させてくれて、「私ばかり喋ってるけど、でも喋りやすくて楽しい」なんて思ってもらえれば、万人に好かれる人へと近づけられるのではないのだろうか、個人的に強く思うところです。

モテモテ系パーソン

聞き上手はモテると豪語している山田昌弘さんもこんな名言を残しています。

威張らず、黙って話を聞くだけでモテてしまうから簡単ですよ。

黙って話を聞くだけとは、話を聞いてくれる人はそれだけで特別な人。そのためには、聞き上手になること、そして喋らせ上手になること。この2つを徹底的に相手と接するときに行なえば、ビックリする程好かれてしまうのではないかと思います。

人は、自分のことを知って欲しいのだけど、上手く表現しきれないもので、不器用な部分が多くて、自分が思ってることとや表現したいことを相手に伝えても、何故か理解されなくて。だからちょっとでも自分のことを理解してくれる人には凄い親近感を覚えて、ずっと一緒にいたい、大事にしたいって思ってしまう。おしゃべり野郎が駄目なんて思わないけど、人に好かれるためにはまず相手のことを理解してあげる姿勢が大事なんじゃないかな、と思うわけです。そして、相手のことを理解してあげるためには、まずヒアリング、つまり話を聞いてあげることが最初のスタートなんじゃないかなって思うし、大事にすべきことです。

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